こんにちは、ゆめたかです♪
今回は「アニメ出演したい声優志望者が無名の声優事務所に入ってはダメな理由」をテーマにお話させてください。
昨今の声優ブームを受けて、声優事務所の数は激増しました。
声優になれるチャンスが増えたような印象を受けますが、全くそんなことないと思っています。
確かに声優という肩書を持つチャンスは増えたけれど、無名の声優事務所に所属できたとしても、そこは世の人気アニメ声優たちが活躍している世界とは全く異なります。繋がってすらいません。
無名の声優事務所にアニメ出演できるようなオーディション情報はまず回ってこないからです。
そんな場所に所属したところで、どこで上映されているかわからないような吹替え映画や誰がやっても構わないようなネット動画への出演が関の山です。

「アニメ出演したい声優志望者は22歳まで事務所に所属しないと詰む」というのが当ブログでの見解です。
”所属”、”声優になれる”という言葉に惑わされて、若い貴重な時間を無駄にしないように、無名の声優事務所に入ってはいけない理由について詳しく解説します♪
アニメ出演したい声優志望者が無名の声優事務所に入ってはダメな理由
そもそも無名の声優事務所てどんなところ?
と思うかもしれないし、色んな捉え方のできる言葉なので、当ブログでは以下のように定義させてください。
<無名の声優事務所の特徴>
・現在放送中のアニメに出演してる人が一人も所属していない
・現役で売れてる人気声優が一人も所属していない
・過去にアニメレギュラー経験のあるアラフォー以上の声優が1~2人正所属(もしくはいない)
・預かり、準所属は有料レッスンに強制加入
・マネージャーを社長が兼任
無名の声優事務所にはアニメの仕事は回ってこない
無名の声優事務所の特徴に1つでも当てはまる声優事務所には所属してもアニメに出演するチャンスは一生きません。
なぜなら無名の声優事務所にはアニメの仕事が回ってこないからです。
アニメ出演の仕事を受ける為には、アニメの製作委員会に名を連ねるような企業や、キャスティング権を任される複数の利害ある大人達とのコネクションが必要不可欠です。
そして、そのコネクションを持つ声優事務所の数は今も昔も大して変わりません。
現役で売れてる人気声優を抱える声優事務所を探してみてください。どこも老舗、もしくは老舗からの分社化で全部で10社にも満たないと思います。
どこの声優事務所も人気声優を生み出す為に熾烈な争いをしています。
たった一言の仕事でも新人育成の為に事務所のマネージャーは自社のコネクションを最大限に利用して取りにきます。
自社で人気声優を抱えることができれば出演料のマージンだけでなく、イベント、グッズ販売など様々なファンビジネスを展開することができ、冷たい言い方ですが貴重な収入源となるからです。



試しに放送中のアニメ作品でモブが多く出てくる話を見つけて、エンドロールからモブ役の声優の所属先を調べてみてください。
その作品内での事務所間の力関係がわかって面白いです。



ついでに優良な声優事務所も洗い出せるので一石二鳥ですね♪
アニメのオーディションに参加できるチャンスというのは、そうしたコネクションを持つ事務所間の熾烈な争いの末に、それぞれの所属声優の中から選ばれた人たちに振ってくるわけです。
そんなコネクションを持てず争いに参加すらできない無名の声優事務所から、アニメのオーディションの話がくる可能性はゼロと言えるでしょう。
無名の声優事務所で芸歴を重ねても有名事務所への移籍には繋がらない
アニメ出演できずとも、まずは所属のハードルの低い無名の声優事務所で声優デビューして、芸歴を重ねればいつか実力が認められて有名な声優事務所に移籍できると考える人もいるかもしれないです。
しかし、それは絵に描いた餅と言えるでしょう……
そもそも無名の声優事務所に所属しても声の仕事の話が振られること自体稀だと思った方がいいです。
多くの所属者は一般で開催されている、外画の出演オーディションも兼ねた有料ワークショップに参加して、自分の足で仕事を取りにいっています。



私も実際にそんな地下声優の一人として、その手のワークショップに参加した経験ありますが同じ境遇の人だらけでした……
有名事務所への移籍は即戦力を期待されるケースがほとんどです。
つまりアニメの出演を目的に有名事務所への移籍を目指すということは、現役のアニメ声優たちをライバルにするということです。
無名の声優事務所から振られる仕事、一般に公開されているレベルの声の仕事や朗読劇のような芸歴をいくら積み重ねたところで、得とく難易度SSSのアニメ出演という芸歴に持つ声優達に太刀打ちできる可能性はゼロでしょう。
無名の声優事務所で芸歴を重ねてもアニメ出演には繋がらない
アニメの仕事ではなくても同じ声優なのだから、仕事で出会う業界の人にアピールして実力が認められれば、いつかアニメの仕事に繋がるのではと考える人もいるでしょう。
しかし、残念ながら無名の声優事務所からデビューした人たちは肩書は同じ声優かもしれませんが、人気アニメ声優たちが活躍している世界とは全く異なる場所に出ることになります。
現況の人気声優たちは大手の有名な声優事務所からデビューしキャリアをスタートさせています。
残念ながらそこに例外は一人としてありません。
また、無名の声優事務所に所属している声優が得られるのは外画やナレーションの仕事かと思いますが、それらのコンテンツの制作陣とアニメの製作陣は全く異なります。
外画とナレーションで制作陣から一定の評価を受けることができても、それがアニメ出演に繋がることはないでしょう。そもそも世界線が違うというイメージです。
おわりに



以上、「アニメ出演したい声優志望者が無名の声優事務所に入ってはダメな理由」でした。
ここまで読んで頂きありがとうございます。



無名の声優事務所に所属して肩書だけ声優になることは簡単ですが、それはあなたが憧れている人気声優達が辿った道ではないし、そこからアニメ出演を目指すことは不可能な邪道であることわかって頂けたでしょうか?



最後に内容についてまとめます♪
「アニメ出演したい声優志望者が無名の声優事務所に入ってはダメな理由」
●無名の声優事務所にはアニメの仕事は回ってこない
・アニメ出演の仕事を受けるには、複数の利害ある企業や大人達とのコネクションが必要不可欠。
・現役の人気声優の所属先を探してみればコネクションを持つ声優事務所の数は今も昔も大して変わらないことは明白。
⇒コネクションを持っていない無名の声優事務所から、アニメのオーディションの話はこない
●無名の声優事務所で芸歴を重ねても有名事務所への移籍には繋がらない
・アニメの出演を目的に有名事務所への移籍を目指すということは、現役のアニメ声優たちをライバルにするということ。
⇒無名の声優事務所で得られる芸歴をいくら積み重ねたところで、アニメ出演歴を持つ声優達には太刀打ちできない(そもそも戦うチャンスすらない)
●無名の声優事務所で芸歴を重ねてもアニメ出演には繋がらない
・外画やナレーションの制作陣とアニメの制作陣は全く異なる。
・外画とナレーションの制作陣から一定の評価を受けることができても、それがアニメ出演に直接繋がることはない。
⇒そもそも無名の声優事務所の声優は、人気声優達とは活躍する世界線が違う
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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