日ナレに5年間通った感想①「入所試験/基礎科」編

こんにちは、ゆめたかです♪
今回は「日ナレに5年間通った感想①「入所試験/基礎科」編」をテーマにお話させてください。

私は社会人になると同時に声優を志し、【日本ナレーション演技研究所】 に5年間通っていました。

日ナレに決めたのは関連事務所に強い憧れがあって「声優デビューするなら、絶対にここがいい!」という安直な理由で決めました笑
とくにアーツビジョンとアイムエンタープライズへの思い入れは超絶に強くて、高校時代は毎日のようにホームページをチェックしてお気に入りの声優さんのボイスサンプルを聞いて、自分もいつかここに載るんだぞ!て妄想していました。

ゆめたか

一応、日ナレに通うかどうか迷ってる人に向けた構成で私個人の感想をつらつらと書いていきますので参考にしてください♪

しののめ

声優のたまごてどんな生活してるの?
と興味ある人の読み物にもなりそうと期待してます♪

目次

入所試験

入所試験に落ちて焦る

まずは入所試験です。

日ナレは基礎科、本科、研修科の3つのクラスが存在します。
演技経験者などは中級クラスにあたる本科から希望を出すことができるのですが、その場合、”本科合格とならなかった場合は基礎科に入所しますか?”という質問の答えを申込書に書く必要があります。
本科は不合格だけど基礎科には合格というケースの場合、どうするのか事前に決めておくわけです。

ゆめたか

昔演劇部に入ってたし余裕だろ~
と調子にのって本科に落ちたら基礎科には行きません。
と申込書には回答しましたw

日ナレの入所試験は小学生でも解けるレベルの国語のペーパーテスト、簡単な面接、早口言葉や台詞などの実技試験でした。(←だったと記憶してます。

演技経験は少しあったので余裕こいていたのですが、面接と実技はガチガチになりました笑
さらに大学の春休みの間、家に引きこもっていたので喉が張り付いて全く声が出ないというデバフもあり、散々なパフォーマンスでしたw

まあでも日ナレの入所試験は余程のことがない限り落ちることはないと噂を聞いていたので、なんやかんや受かるだろ~と胡坐をかいていました。

そして……

ゆめたか

落ちました……

しののめ

待ってください!
もしかしてこれで5年の内の1年目終わりですか!!?

ゆめたか

マジでそうなるかと思ったよ
でも日ナレの入所試験は複数日程で開催されていて、まだ申し込める枠が残ってたから慌てて再受験したんだよ
今度は本科に落ちたら基礎科を希望します!て申込書に書いてね笑

まさかの日ナレの入所試験に落ちて、即再受験して合格をもらうという異例のスタートをきりました笑
ちなみに、結果は本科落ちの基礎科合格でした。

基礎科

基礎科の講師

基礎科の講師は関連事務所の男性声優さんでした。

めちゃくちゃ売れてる人気声優という程ではないんですが、そこそこ有名な人で私は知らない方だったんですけど、教室に入ってきた瞬間、教室がザワザワしたのを覚えています。

ゆめたか

初っ端から関連事務所の声優さんに会えるなんて夢あるな~て思いました♪

演技の教え方は基礎科ということもあって優しく丁寧でロジカルて感じでした。
とくにこの方に教えて頂いた演技論というのは私のお芝居の基礎として残り続けていますね。

クラスの雰囲気

土曜のお昼の時間帯のクラスだったので年齢層は高めでした。
高校1年生~30歳の社会人までホントに様々な人がいましたね。

ゆめたか

当時24歳の私はちょうど中間て感じでしたね。
同年代も多くてたくさん友達できました。

しののめ

同じ夢を持つ仲間と出会えるだけで楽しそうですね♪

ゆめたか

そうだね~
レッスン前は近くの公園に集まって練習したり、レッスン終わりはサイゼでお喋りしたり、本当に青春だったな

レッスン初期「座学/自己紹介/スピーチ/日ナレストレッチ」

基礎科は初級クラスなので本当に基礎の基礎から始まります。
はじめの三か月くらいは演技のレッスンというよりは、演技をする前準備の座学や、基礎練習がほとんどでした。

座学

2回目くらいまでは座学がレッスン時間の8割くらいを占めてました。
床に座って講師の方の話をずっと聞くので腰が辛かったですが、ロジカルな演技論がとても勉強になりましたね。

自己紹介/スピーチ

自己紹介とテーマは忘れましたが、スピーチをしましたね。
実は自己紹介とスピーチは色んな養成所の初回でやらされますね。1分間でできるトークネタは集めて置いて損はないかも。

日ナレストレッチ

ストレッチしながら発声練習をするという日ナレの謎メソッド。
正直効果あるかはわからないけれど、レッスンの最初にやる日ナレストレッチを毎回全力でやるか、流してやるかでその人のやる気が伝わってくる……と思う笑

ゆめたか

他にも感情開放の練習として、みんなで大笑いしながら教室中を歩き回って、目があった人には元気よく挨拶する!なんてウォーミングアップもありました♪

しののめ

演技レッスンということを知らない人が見たら、怪しい団体に見えそうですね……

レッスン中期「エチュード」

少し暖かくなってきた頃からエチュードが始まりました。
初めは簡単な1人芝居から、徐々に尺が増え、人数が増え……と難易度が上がっていきました。
この頃からレッスン前は近くの公園に集まって練習するようになりましたね。

1人芝居

ランダムで感情が書かれてるカードが配られて、それに合わせた演技をして、観客にその感情は何か当ててもらうという演技レッスンではありがちなやつです。
初回の演技披露の時は恥ずかしがる人が多かったです。初回は堂々とやるだけで英雄扱いされますよ笑

2人~4人芝居

1ページ程度の台本が渡されて、いよいよお芝居することになります。
さすがに恥ずかしがる人はいませんが、私含め声優に憧れてる人達の集まりなので、役に合わせて妙に声を創ったりする人が多かったです。
この辺りの演技初心者にありがちな勘違いの矯正、会話や台本読解などの基礎的なことを実戦形式で学びましたね。

ゆめたか

セリフ覚えてこない人とか、出番なのに身勝手な理由でレッスン休む人とか、この時期からモチベーションある人ない人がはっきり別れてくるよ……

しののめ

色んな実戦経験が詰めるチャンスと捉えるしかないですね。

レッスン後期「所内オーディション/舞台公演」

寒くなってきた頃、レッスン最終日に教室で舞台公演をおこなうという案内と、もうひとつ重要なお知らせがありました。
そう!合格すれば日ナレ関連事務所に所属できるチャンスである所内オーディションの案内です。
これを受ける為に日ナレに入ったと言っても過言ではありません。養成所は1年間掛けておこなわれるオーディションだと言われる由縁でもあります。
(所内オーディションについては次章で♪)

舞台公演

秋ごろから準備を始めて、年度末に舞台公演を行いました。
台本は既存のものを使用しました。

配役は全員一通り役を回した後、講師の方がそれぞれに合わせて独断で決めるというスタイルでした。
私は運よく、狙っていた主役につくことができて嬉しかったですね。

本番は観客に他のクラスの人が来てもいい時代だったので、本当の舞台のようで緊張感ありました。
私もここぞとばかりに可能な限り公演を見に行ったのを覚えています。

所内オーディション

一次審査

私が通っていた時代は一次審査は年明け最初のレッスン枠で受けるというものでした。
一人ずつパーテーションに仕切られた空間に入って行き、実技を見て頂くという形式ですね。
審査員として関連事務所のマネージャーさん?が一人と、あとは講師の方と事務局の方だったと思います。

実技は事前課題と当日課題があったので、私は年末年始にカラオケにこもって事前課題をひたすら練習していました。
今でも事前課題のセリフを覚えています笑

日ナレあるあるですが、不登校のレッスン生がワンチャン狙ってこの一次審査だけ復活することがあります笑

ゆめたか

審査には1年間の内心的な観点もあるし、レッスン来ていないのは当然バレてるので、そんな不誠実な人間が通るわけないんですけどね……

一次審査の結果

なんと!一次審査は合格していました。
合格者にだけ届く緑色の大きな封筒が来たときは本当に嬉しかったです。
もしかしてこのまま憧れの事務所から声優デビューできる!?と期待に胸を膨らませました。

ちなみにクラスからの合格者は私を含め、3名だけでした。
クラスの大半は関連事務所に審査すらしてもらえないと思うと本当に狭き門ですよね……

二次審査

二次審査は関連事務所への書類審査で、プロフィール用紙、ボイスサンプルを期間内に作成して提出します。
ここからが本当の審査て感じはしますね。

プロフィールは手書き、ボイスサンプルはCDに録音で提出という形式でした。
(この翌年からアプリを使うようになりましたね。)

一次審査の合格通知から提出期限までは本当に日がなく、ボイスサンプルをまともに作ったことのない私は本当に苦戦して、色々と悔いが残ったまま提出を余儀なくされました。

二次審査の結果

結果は……ダメでした。
合格してる場合のみ電話がくるというシステムだったので、もう絶対無理て時期までは毎日ドキドキしながらスマホを眺めていて胸が苦しかったですね。

ゆめたか

当時24歳、今思えばこれが私の人生の中で声優になれる最後のチャンスだったのかなと思います。
養成所のレッスンだけでなく、この日を見越してボイスサンプルの練習をもっとしておけばよかったと後悔してます……

しののめ

まだ通い始めたばかりじゃないですか!
むしろ1年目でこの成果はすごいことですよ!

ゆめたか

当時は僕もそう思ってた。
けどね、このブログでは確度の高い説として提唱してるんだけど、「声優は22歳までが限界説」というのがあるんだ。

しののめ

なるほど、この事実を知ってしまうと24歳は絶妙な数字ですね。
何か奇跡が起きるとしたらこの年だったかもしれないですね……

【PR】あとがき~私が日ナレが最強の養成所だと思う理由~

「日ナレに5年間通った感想①「入所試験/基礎科」編」いかがだったでしょうか?

少しでも日ナレの雰囲気や、声優のたまごの生活感が伝わっていたら幸いです。
この後も本科編、研修科編と5年間を振り返って行きたいと思います。

ゆめたか

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

しののめ

よかったら、日ナレを推しているPRまで読んでくださると嬉しいです♪

【PR】私が日ナレが最強の養成所だと思う理由

当ブログでは、声優養成所を選ぶ際に最も重要視するべきことは”直近で母体の声優事務所がどれだけ人気声優を輩出してきたか”であると考えています。
直近で人気声優を輩出できるということは、まだ何者でもない人間を人気声優にまで育て上げるノウハウとチャンスを現在進行形で事務所が持っているということです。

そういった観点から、声優養成所の中で日ナレは最良の選択肢の一つであると考えています。
関連事務所に所属している方は勿論、今はフリーや別の事務所に所属されている人気声優も元を辿れば日ナレ出身というケースが多いです。

また、日ナレは2025年から所内オーディションを年2回受けられるという神アプデが入りました。
最良から最強の養成所へ進化したなと思います。
そちらについて詳しくは以下記事にまとめていますので参考にしていただければ幸いです。

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