「人気声優になりたいわけじゃない」
「別に声優として売れなくてもいい」
たまにこういう偏屈な主張をする声優養成所生がいます。
ゆめたかはい、わたしのことです。



御自分のことでしたか!!笑
でもこの主張のなにが偏屈なんですか?
こういう趣の人がいても良いと思うのですが……



こういう主張て大体が本音じゃなくて現実逃避なんだよ!
今回はそうやって自分の夢から逃げてばかりいると後悔するよて話をさせてください!
「人気声優になりたいわけじゃない」本当の理由
「人気声優になりたいわけじゃない」「別に声優として売れなくてもいい」と主張する人を私以外にも結構な数見てきました。
そう主張する人のほとんどがアラサーで崖っぷちの声優志望者たちです。
心のどこかで諦めている
アラサーで崖っぷちの声優志望者は心のどこかで区切りをつけている可能性が高いです。
養成所に3年以上通っても所属できず、アラサーの壁を越えてしまった声優志望者は「自分の年齢が足かせにならないか」と心に不安が芽生え始めます。
中にはとんとん拍子で所属してデビューした同期を見て「早くデビューしなきゃ置いてかれる」と焦りだす人もいるでしょう。
その不安と焦り、たぶん的中していますよ。
実際、直近10年の声優業界で「22歳以上でデビューして売れてる声優なんていない」のですから。


目標を下げて夢を延命させているだけ
明確な答えは出せていないにせよ、憧れの人気声優たちが歩んできた王道のキャリアからは大きく外れた道を進んでいることは自覚しているはずです。
本来、新人声優がアラサーになる頃には数多のオーディションを受け経験を積み、業界から「声優として売れるか売れないか」の是非が問われるという3次元くらい上の闘いをしています。
「はい。ダメ出しありがとうございます。もっと上手に読めるように精進します。」と言って養成所講師にバツの悪そうな顔を見せてはいません。
自分の夢が終わりかけていることを実感しつつある。
けれど、まだ夢を諦めきれない声優志望者が夢を延命させる手段として
「いや、私は別に人気声優になりたいわけじゃないから……」
という目標を下げる言葉を発するようになるのです。



ただ声優になるだけなら簡単ですよ?
Xのプロフィール欄に声優と書きましょう!これであなたはもう声優としての一歩を踏み出しました!
頂きを目指さないことの矛盾
「人気声優」という言葉の定義は難しいですが、声優として認められ多くの作品に出演を重ねていけば望まなくともフォロワーが増えていくことは1つの事実です。
このフォロワーが一定数のラインを超えて、いつしか名前だけでマネタイズができるようになった声優のことを人気声優と呼んでもいいのかもしれません。
この論理に当てはめると声優としてキャリアを重ねることは人気声優という頂きを目指すことになります。
つまり「人気声優にならなくていい」というのは「声優としてキャリアを重ねなくてもいい」と言っていることになります。
少し意地悪な言葉遊びですが、これは真理だと思います。
また、夢を延命させるいい訳として「売れなくてもいい」と思う声優志望者はいても、「売れなくてもいい」と本気で思っている声優なんて一人もいないと思います。



今売れてない声優だって、必死に売れようと日々研鑽しているはず!!
地下声優たちの末路
「人気声優にならなくていい」
「アニメにはいつか出演できればいい」
「所属できればいい」
「お芝居ができればそれでいい」
1度目標を下げると癖になり、心が楽になる方向へどんどん夢の形を変えていきます。
延命を繰り返し続けた夢はいつしか全く違う形に朽ち果ててしまうでしょう。
そういった人達が進む末路は所属ハードルが圧倒的に低い無名の中小事務所へ所属し地下声優になることが大半です。
肩書きだけは夢の声優になりますが、残念ながら無名の中小声優事務所へ入所したところで声優としてのキャリアは始まらず「所属ビジネスで金を搾取される」、「ワンマン社長に心身を消費される」のどちらかか、その両方しかありません……




声優という肩書きにしがみついて現実逃避しているだけ
無名の中小事務所へ入所、もしくはフリーとして声優を名乗る地下声優たちが実は世の中にはたくさんいます。
地下声優たちは所属事務所から仕事やオーディションの話は基本ない為、キャスティングも兼ねた有料ワークショップやオーディションによく出入りします。
私自身も「とりあえず声優になりたい!」と夢のハードルを下げ、「芸歴は足で稼ぐ!」とフリーの声優を名乗りキャスティングオーディション付のワークショップに通っていた時期がありました。
しかし、スタジオに行って落胆したことを覚えています。
アラフォー、アラフィフの地下声優たちが月謝を払ってどこで上映されているかもわからないB級外画の端役を奪い合っているのです。
当然彼らが飯を食えているわけはなく、アルバイトをして生計を立てている人がほとんどでした。
私には彼らが夢を叶えた幸せそうな人たちには見えませんでしたし、この先の声優としてのキャリアに希望を持っているようにも思えませんでした。
自分の憧れていた声優になる夢はとっくに朽ち果てているのに声優という肩書きにしがみついて現実逃避をしているようにしか見えませんでした。
この道を進んだ先の10年、20年後の自分の姿を見せられたような気持ちになり絶望しました。



本業があって副業や趣味として楽しんでいるとかなら構わないんだけどね



確かにずっとアルバイトというのは少し心配ですね。
「声優になる夢」を捻じ曲げない
声優になる夢を叶えられる人は本当に一握りです。
声優になるというのは才ある人が血の滲むような努力を重ねることで1枚だけ買える宝くじに当たるようなものだと私は思っています。
- アニメに出演してラジオ番組を受け持ち、週末はアニメイベントに登壇する。
- 憧れの声優と一緒に遊んだり、熱い対談をする。
あなたが憧れているなりたい声優像てこんな感じじゃないでしょうか?
「いや、私はお芝居が好きだから」
「別にチヤホヤされたい訳じゃないし……」
「自分を変えてくれたアニメに恩返しがしたくて!」
とか言いたくなる気持ちはわかります。
上述した内容はあまりにも欲望に正直で恥ずかしいし、何だか自分が薄っぺらく感じますよね。
養成所やオーディションで話す志望動機はそんな風でいいと思います。
しかし、自分の内に秘める欲望には正直であるべきだと私は思います。欲望は何よりのエネルギーです。
また、上述したような憧れの人気声優になる夢さえ捻じ曲げなければ必ず夢の終わりがやってくるはずです。
人気声優を生み出せる声優事務所は本当に限られていますし、年齢制限も厳しいからです。
おわりに~夢が終わっても人生は続く~
以上、地下声優の末路|あなたが「声優になる夢」に正直であるべき理由でした。
一言であらわすなら「初志貫徹!」ですね。
どんな物事にも必ず終わりはあるものです。それをいちいち理由つけて先延ばしにしても良いことありません。
そして残念ながら夢が終わってもあなたの人生はリセットされずに続きます。
残りの人生を声優になる以外の選択で幸せにできる方法を模索しましょう。
私自身、「声優になれないなら生きる理由がない」とか本気で思っていましたが、1度強制的に夢から離れて自分を客観的に見れたことでそういった自己洗脳から解放されて大分楽になったと思います。



とはいえ、まだ他の生きる理由を模索してる最中て感じです。
新しい夢が見つかるように色々頑張ってます。



応援してますよ♪
声優養成所を選ぶ際にもっとも重要視するべきことがあります。
それは、直近で運営元の声優事務所がどれだけ人気声優を輩出しているかです。
直近で人気声優を輩出できるということは、そのノウハウとチャンスを現在進行形で事務所が持っているということだからです。
残念ながら全ての声優事務所に平等に仕事は降ってきません。
とくにアニメの出演オーディションは製作委員会から限られた声優事務所にしかオファーを出しません。
せっかく苦労して声優事務所に所属できてもオーディションの話がこなければ本末転倒ですよね?
そのような観点から、日ナレは最良の選択肢であると私は考えます。
過去から現在に至るまで日ナレから生まれてくる人気声優の数は業界の中でも頭ひとつ抜けてます。
現在所属している方は勿論、他事務所の人気声優も元は日ナレ出身ということもよくある話です。



より詳細な声優養成所を選ぶポイント、日ナレの異常な実績については以下記事でも触れてるので参考にしてみてください♪






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